トータルケア・システム株式会社 ~紙おむつリサイクル事業~
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【トータルケア・システム株式会社】
トータルケア・システム株式会社
本 社:福岡市博多区博多駅東3-9-26
T E L:092-433-1033
F A X:092-433-1032
工 場:ラブフォレスト大牟田
T E L:0944-41-1231
F A X:0944-41-1230

ラブフォレスト大牟田
設 立:平成13年11月14日
代 表 者:代表取締役 長武志
業務内容:使用済み紙おむつの水溶化処理
再生パルプ等の販売
紙おむつリサイクル事業の総合プロデュース
トータルケア・システム(株)は、使用済み紙おむつを回収し、水溶化処理を行い、再生パルプを取り出す、リサイクル事業を基盤とした事業を行っています。
【設立までの経緯】
当初は、紙おむつ専用の焼却処理工場の建設を計画
▼
地域からの反対・ダイオキシン問題などの社会的事情
▼
焼却ではなく、水による処理方法の研究を始める
紙おむつ水溶化処理の研究
紙おむつに含まれる“ポリマー”は、水分を含むとゼリー状になる。
水分を含んだポリマーに、塩をかけてみると、全て溶かす事ができた。
そこで、塩水を入れたバケツの中に紙おむつを入れ、混ぜると、ポリマーだけをキレイに処理できる事が分かった。
この研究を事業化するにあたり、福岡県や福岡大学(松藤教授)に協力を仰ぎ、産学官共同研究開発事業として、実験、基礎研究を重ねる事で、事業化に繋がりました。
【企業理念】
トータルケア・システム株式会社が取り組む問題
世界のキーワード 「地球環境」
日本のキーワード 「高齢福祉社会」
紙おむつは、この2つの問題に関わりがあります。
これまでの問題点
・処理に困る紙おむつは、使用者にも肩身の狭い思いをさせてしまう。
・実際に焼却処理すると、地球環境に負荷をかけてしまう。
→紙おむつ生産量は、平成19年度で124億枚
→大人用紙おむつは、毎年10%ずつ生産増
リサイクルする事によって
・リサイクルできる紙おむつなら、使用者も気兼ねなく使用できる。
・焼却処理しないので、CO2排出量が削減できる。
・大切な資源が循環する事になるので、資源の節約になる。
紙おむつの水溶化処理は、焼却処理に比べ
CO2排出量が6分の1以下に!
今後、30年続くと考えられる高齢化社会に備え、紙おむつのリサイクルは、必要不可欠な技術と考えられます。
最終目標は、「紙おむつから、紙おむつを作る」こと
【水溶化処理技術】
紙おむつを、水溶化処理するには、以下のような課題があります。
●吸水性のあるポリマーの処理
●紙おむつに使われている素材(パルプ・ビニールなど)の分離
トータルケア・システム(株)では、以下の技術で、この問題をクリアしました。
ポリマーの処理
事業化前に行った、バケツでの実験を応用し、分離剤を用いて、浸透圧を利用し、水分を吸収したポリマーを、元の顆粒(かりゅう)に戻して分離。
素材別の分離
残ったビニールとパルプは、水中での浮力差を利用し、分離・回収します。
ポリマーとは?
複数の繊維などが結合した化合物。
繊維に用いられるナイロン、ポリ袋のポリエチレンなどの合成樹脂がある。
紙おむつに使用されるポリマーは吸水性があり、水分を含むと処理が困難。
パルプとは?
製紙などに用いられる繊維。主に木材を原料とするが、古紙などからも取り出す技術が開発されている。
ラブフォレスト大牟田では、1日20万トンの紙おむつを処理し、再生パルプを取り出している。
【再生パルプ商品】
回収した再生パルプは、様々な商品となって、生まれ変わります。
・防火板
建築資材などで用いる、防火性のある板。

・再生紙紙おむつ(試作品)
使用済み紙おむつから取り出した再生パルプから作った紙おむつの試作品。

・パルプモールド
モールドとは、野菜などを包む梱包材。
古紙などで作られる場合が多いが、古紙よりも、繊維で出来ているパルプモールドの方が柔らかい事が特長。

・低質パルプ
再生パルプの中でも低質なものも、間伐材などと混ぜることで、ガーデニング用ポットや屋上緑化用材料として再生できる。
また、薪ストーブの燃料の代用品としても、応用できるか研究中。

・RPF〔固形燃料〕
紙おむつから取り出したビニールを使い、固形燃料も作成できます。

【感染症への対策】
使用済み紙おむつを扱うにあたり、感染症に対しては、万全な対策を講じています。
感染症対策 1
非感染症の紙おむつだけを回収し、感染症のある紙おむつは、回収しません。
感染症対策 2
万が一、感染症のある紙おむつが混ざった場合も、水溶化処理時での殺菌を行います。
更に再生パルプの取り出す際にも、230℃~250℃の熱処理を行います。
また研究段階では、福岡県職員の方に、衛生面での担当をしていただきました。
【今後の展開について】
目標は、
紙おむつのリサイクルを、福岡・大牟田から全国に拡大
市場的な観点から、以下の事が考えられます。
紙おむつを使用している所と、使用量の比較
病院・施設(使用比率約30%) 一般家庭(使用比率約70%)
↑
現在は、ここからしか回収ができない。
今後は、一般家庭にも紙おむつ回収の拡大を考えています。
その流れの中で、
民間企業や自治体とタイアップすることで、水溶化処理、素材の再資源化という紙おむつリサイクルシステムを全国に普及、拡大することを目指しています。

Posted at 2008.10.02 14:54:38|コメント(0)|トラックバック(0)|番組|
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